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2005年10月4日(火)

 映像作家、岡村淳さんのもとには「ねたみではないか。クリエーターとして恥ずかしくないのか」といった内容のメールが入った。反面、「よくやった」との声もあり賛否両論のようだ。しかし、「ハルとナツ」の放送も終わっておらず、岡村さんの作品を見た人が少ないのも事実。こうした状況を受け、有志が映写会を催す予定もあるという。
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 アガリクスについて、政府は乾燥したものや粉末は健康食品、カプセルやエキスは医薬品だとみている。昨年十二月に食品に関する法令案にこの見解を盛り込み、一年後の発効を見込んでいた。カプセルやエキスが医薬品になれば販売には制約が生まれるので、日系人の生産者らが是正を訴えてきた。先ごろ修正案が発表されたが、要望は聞き入れられなかった。問題は成分で形状は関係ないとも思うが……。発効は一年後だが、生産者らは説得を続けるという。
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 ブラジル日系老人クラブ連合会で行われた「ハルとナツ」の鑑賞会。二世の平井君忠さん(68)は両親が一九二五年アオッタ・ソロカバナに入植した。「ファゼンダの場面見ていたら、昔住んでいた所思い出す。両親も苦労していたもの」と話し、「ジャポネーズは馬鹿とよくいじめられたから、わたしは日本に帰りたかった」。

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