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松柏・大志万=茶道、書道も〝予習〟して=訪日使節団25日に出発

2006年12月20日付け

 松柏学園・大志万学院の第十六回訪日使節団が二十五日から約四十五日間かけて沖縄、東京、千葉、名古屋、奈良、鳥取、広島、北海道など日本各地を訪問、姉妹校交流や正月行事に参加、市内見学などを行なう。二年に一度実施される使節団の訪日。今回で三十二年目となる。
 今年は、川村真由美校長と同校教師のブルーノ・デ・ソウザ・シウヴァさんが引率する男女二十一人の団員が訪日する。
 ただ見るだけでは得るものも得られない――。一行は、一年半かけて訪問地について勉強、また裏千家センターでの茶会および席書大会に出席するために茶道と書道の勉強を重ねてきた。
 日本では、沖縄での観光を始め、姉妹校の小櫃小・中学校、玉川学園、網走小学校などを訪問し、同地の子どもたちとの交流を深めるほか、皇居での一般参賀や靖国神社参拝、日本武道館の席書大会、伊勢神宮参拝など、正月行事に参加する。
 一行は二十五日に日本へ出発し、二月九日に帰国する予定。「たくさん友達を作り、日本文化をもっと深く学びたい」と抱負を語る団長のアリーニ・ユリ・ジヤン・パルキ(16)さんは、「日本で次々に出会う人々との交流も楽しみです」と話していた。

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