ブラジル知るならニッケイ新聞WEB

大耳小耳

ニッケイ新聞 2007年11月06日付け

 先月末から某宗教団体の招待で訪日している上原幸啓文協会長と渡部和夫文協評議員会長。宮内庁、デカセギ関連団体への訪問のほか、上原会長は故郷沖縄にも行くよう。百周年を間近に控えたこの時期の訪日、何かいいニュースは…期待できるんですかねえ? 
     ◎
 コロニア側からすると来年は移民百周年一色に見えるが、日本側からは選択肢の一つに過ぎない。日本旅行業協会サイトによれば、〇八年八月の北京五輪のほかに、スペイン万国博覧会という大イベントも。南米移住関係だけでもウルグアイ移住百周年、ベネズエラ移住八十周年もある。そのほか日米通商修好条約、日英同条約百五十周年、日仏同条約、日蘭同条約がすべて百五十周年を迎える。そして極めつけは同じ交流年という位置づけの日本アフリカ交流年だ。まだまだいろいろある。ただし交流年かつ移住百周年はブラジルだけ。たくさんの慶祝客を期待したいところだ。
     ◎
 レジストロの灯篭流しで行われた奉納相撲大会。昨年作った土俵は土が良くなく、一年の間に痛んでしまったため、あらためてトラック十台の土で新しい土俵を作ったそうだ。まわしをつけていない地元選手が出場すると、観客席からはひときわ大きな声援が上がっていた。「今年はレジストロからの出場が増えた」とスドエステの相撲関係者。今年で二回目。移民ゆかりの地に相撲は浸透していくか。

モバイルバージョンを終了