ニッケイ新聞 2007年12月28日付け
野村氏によれば、サンボードロモの使用料は約六十六万レアル(一日あたり)、エリス・レジーナ講堂は二日間で六十五万レアルだという。アニェンビー大講堂、準備期間の使用料、近隣の渋滞を予想した交通整理などにかかる経費を三百万レアルと試算。
さらに水道代、夜間の照明などに莫大な光熱費がかかることから、百万レアルを加えた四百万レアルを式典費用として計上、野村委員長のほか羽藤ジョージ、神谷牛太郎、アントニオ・ゴウラール市議らで構成される百周年委員会が市議会に予算を提出していた。
「(今回の承認で)式典会場に関してはもう心配ない。雨が降らないことを祈りたい」と話す野村市議は、個人でも百周年プロジェクトを提出、六十万レアル(三十万ドル=約三千万円)が承認されている。
イビラプエラ公園の日本館(文協所有)やカルモ、サウーデ公園で予定される事業やインテルラーゴス・サーキット場でサント・アマーロやジャバクアラ、シダーデ・アデマールなど各地の日本人会が共催する百周年イベントへの支援に使われる予定だという。
野村市議は、「他の議員も様々なイベントに関する予算を提出しており、サンパウロ市の百周年に対する支援は大きなものになる」と力を込めた。