ニッケイ新聞 2008年6月20日付け
飾られたのは、大阪橋からリベルダーデ広場までにある真新しいすずらん灯。これを見た一世の年配の人には「国旗を半分に割るとは何事か」と口を尖らせて抗議する人も。
その一方、通りすがりのブラジル人は「一体感があっていいじゃないか!タ・ボン!」と、特に気にならないよう。
飾り付けは、国旗を割って、合わせて両国は一つ、を意図したものみられる。日伯友好を最大限に表現したいアーチストの感覚か。
ブラジルの儀典では、(外国の国旗を含めて)国旗を壁面に飾る際、細かい決まりを設けているが、今回のガルボン・ブエノ街のような場合は、どうなのか。議論を呼びそうである。(泰)