ブラジル知るならニッケイ新聞WEB

藤間流=藤之会が初チャリティー公演=舞踊と映画「新世界歌謡道」を=主演・森千紗花さんの歌も

ニッケイ新聞 2009年8月28日付け

 藤之会(藤間芳之丞会長)は三十日午後一時から文協大講堂(サンジョアキン街381)で、日本舞踊と映画のチャリティーショー「藤間流日本舞踊学校第一回藤之会公演」を開催する。入場料三十レアル。
 同会は藤間流日本舞踊学校を主体として今年六月四日に発会。小さなイベントも含め、多くの場で活動を行っていくことを目的としている。今回のショーが発会以来最初のイベントとなる。
 当日は、藤間芳翁理事長など藤之会会員ら十五人が出演して歌舞伎を取り入れた新舞踊を披露するほか、日本映画「新世界歌謡道」を上映する。
 安田淳一監督、森千紗花主演の同作品は、人情の街大阪の新世界を舞台に、母と娘の親子愛を描いたコメディもの。ポ語字幕つきで、ブラジルでは初公開となる。
 同作品は、主演女優の演歌歌手・森千紗花さんのデビュー十周年を記念し三年前に制作された。現在、森さんは日本で森千紗花ワールドと題した舞台活動を行っており、ショー開催にあたり、二度目の来伯を果たした。
 上映後には、森さん本人による舞台挨拶や、映画主題歌などの披露が予定される。
 二十七日に着聖した森さんは、「下町情緒たっぷりの見応えある映画です。ぜひ多くの人に知ってもらいたい」と期待を込める。
 商品を用意してのくじ引き大会もあり、当日の収益からは憩の園に寄付が行われる。
 案内に訪れた藤間会長、藤間理事長、森さん、広報の小林ジョルジさんは「ぜひこの機会に、新舞踊と日本映画を一度に楽しんでほしい」と来場を呼びかけた。
 ショーに関する詳細・問い合わせは同学校(電話=11・3207・5525)まで。

モバイルバージョンを終了