《リオ市》体操汎米大会4~6日開催=東京五輪の選考会兼ねて

東京五輪のパスポートを狙うジャーデ・バルボーザ(Fernando Frazao/Agencia Brasil)

 東京五輪が間近に迫り、出場選手選考会を兼ねた競技会が続いているが、4~6日はリオ市オリンピック公園で体操の汎米大会が始まると2日付ブラジル国内サイトが報じた。
 ブラジルの選手達は2日、汎米大会の会場でもあるカリオカ1アレーナで大会前の微調整を兼ねた練習を行った。この大会はブラジルにとり、東京五輪にどれだけの選手を送り込むかを決めるための最後のチャンスとなる。
 ブラジルチームのコーディネーターのマルコス・ゴトウ氏は、「開催国として期待されている成績を残し、ブラジルの体操は世界に通用するレベルにある事を示す機会とするだけでなく、東京五輪に出場するであろう選手の準備大会としたい」とした。

 現時点で東京大会出場が確定しているのは男子4人、女子1人。今大会では各国1人までの個人総合出場枠が争われる。
 汎米大会に出場するブラジル人選手は、男子が、アルツール・ノリ、アルツール・ザネッチ、カイオ・ソウザ、ジオゴ・ソアレス、フランシスコ・バレット・ジュニオル、トマス・フロレンシオ・ロドリゲスの6人、女子が、クリスタル・ベゼラ、ジャーデ・バルボーザ、ジュリア・ソアレス、ロッラーネ・オリヴェイラ、レベッカ・アンドラーデの5人だ。
 男子個人総合で最後の1枠を争っているのは、ジオゴ・ソアレスとトマス・ロドリゲスだ。女子個人総合で東京行き確定はフラヴィア・サライヴァだけで、レベッカ・アンドラーデとジャーデ・バルボーザが残り1枠をかけて争っている。
 ノリとザネッチの両アルツール、フランシスコ・バレット、カイオ・ソウザの4人は19年の世界選手権で男子団体での出場が決まっている。

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