2006年10月27日付け
今年五月の段階で四百六十万レアルにまで膨れ上がっていた追徴金を含むINSSの罰金は、文協の土台を揺るがす大問題となっていた。
同月、上原会長と伝田英二会計理事がブラジリアのCNASで面談した結果、慈善団体登録の九四年~九六年分の更新が認められ、問題解決に進展を見せていた。
その際、他年分の免税申請を今後行っていくことに関して、「団体名を改称してはどうか」とCNAS担当官から助言があり、文協で定款上の改称が検討されていた。すでに今月二十三日に行われた常任理事会で新名称は承認されている。
中島エドワルド事務局長によれば、「新名称を全てに適用するわけではない」と現行の名称も併用していく考えを見せつつ、社会福祉委員会(中川郷子委員長)を中心に慈善活動にも力を入れていくという。
なお、二十八日の臨時評議委員会では、昨年の民法変更に伴った評議員会の選任による理事会間接選挙、財政再建、百周年に関する議題が審議される予定。