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援協=センター募金活動本格化へ=「五十年誌」も準備始まる

ニッケイ新聞 2008年12月6日付け

 サンパウロ日伯援護協会(森口イナシオ会長)の十一月定例役員会が先月二十七日に文協ビル同会議室で行われ、理事など約三十五人が出席のもと、福祉センター建設や援協五十周年誌などについて報告、確認をした。また、社会活動部奄美事業所の平野アリセ新所長が紹介された。
 建設が進む福祉センターについては、森口会長が、雨が続いたが基礎作りの準備が整ってきたと報告。「すでに募金してくださった方々もいて日々増えていますがまだ足りていない。もうすぐ出来るパンフレットを使って募金活動をはじめます」と話すとともに、、「一番大事なのは目標に向かって、手を取り合っていくこと」と呼びかけた。
 坂和三郎編纂委員長のもと進められる援協五十周年誌については、先月座談会が開かれて「将来の展望」をテーマに様々話し合われたことが報告された。また、坂和委員長は写真集めに協力を求めた。
 笠原定尚事務局次長があけぼのホームの寄贈不動産の取引申し込みを報告。イトウ・ヨシハルさん(79、現在同ホーム入居)による時価二十八万レアルのヴィラ・プルデンテ区の平屋付き不動産に、現在二十三万レアルで取引の申し込みがあるという。
 「新聞などで紹介して、もう少し幅広く候補者を募っては」という意見が出され、拍手で承認された。また、来年度に向けての予算案の提出日(五日)を確認して閉会となった。
 寄贈不動産についての詳細や希望者は援協事務局(11・3385・6601、担当=笠原)まで連絡のこと。

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