ニッケイ新聞 2009年11月20日付け
同社は、八千代工業(本社・埼玉県狭山市)と南米ホンダが共同出資し、設立された。
新工場では、主にシビックに使用する樹脂製6層タンクを生産、2011年11月に操業を開始する。35人を雇用し、年間25万台の製造を目指す。
加藤社長は挨拶の中で「南米への第一歩を踏み出せることは大変な喜び。環境保全や安全には充分配慮し、地域社会に貢献していきたい」と述べた。
戸田建設の林社長は、「高品質の建物を無災害で完成させたい」と話した。
続いて、神父が聖水を振りかけ、同土地が清められ、関係者の署名が入った設計図やリメイラ市やサンパウロ市の新聞、現行通貨などを入れたタイムカプセルが埋められた。
ブラジル八千代部品生産販売会社の池尻ロベルト社長が乾杯の音頭を取り、式典を祝福した。
フェリックス市長は、「同工場が出来たことは我が市の誇り。大きな成功を呼び込みたい」と喜んだ。
市内のホテルに会場を移した祝賀パーティーで亀井代表は、「問題、不安もあるが、新しい事業を始めることは個人的にも嬉しい。これから従業員に教育、訓練をきちんと教え、増産時にも対応できる体制を整えたい」と決意を新たにしていた。