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東西南北

ニッケイ新聞 2010年2月5日付け

 サンパウロ総合大学やサンタカーザ、バーロ・ブランコの入試Fuvestの結果が3日、カンピーナス大学の入試結果が4日に発表された。大学の新入生歓迎会がいじめの場に変わる事件も既に起きたが、新しい一歩を踏み出す若者達の将来には期待したいところ。
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 空軍との確執問題なども含め、取りざたされてきた戦闘機購入問題で、4日付フォーリャ紙が、ダッソー社が値下げし、ルーラ大統領とジョビン国防相が●国産のラファーレ機購入を決めたと報じた後、上院外交防衛問題審議会が、国防相を招き事実を確認することを決めた。下院のテメル議長も、大統領と国防審議会の懇談実現希望と発言している様だが、国防相は、「戦闘機購入問題はまだ国防省レベルの話で、決定事項ではない」と言う。ラファーレ機の82億ドルから62億ドルへの値下げは、イスラエルを訪問した国防相がパリ経由で帰国後に発表された。
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 サンパウロ市では、3日の風雨で42本の倒木や都電、地下鉄の運行停止、チエテ川氾濫などの被害続出で、3人の死者も出た。民家を襲った濁流に流されて川に落ちた東部の11歳男児は、4日午後になっても見つかってないが、4日朝のテレビではレジストロの町も水を被った様子などを放映。傍からは「バナナやお茶がだめになるかな」との言葉が聞こえたが、どの地域の被害や損失も最少であれと願わされる。
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 3日のテレビやサイトで報道された、20以上の犯罪に関与し、大サンパウロ市圏のジアデマで逮捕された青年の話を4日付伯字紙も掲載。19歳で強盗殺人も含む25件の犯罪列挙という青年は、女装してソロカバに逃亡しようとしていたところで御用となったという。

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