ニッケイ新聞 2011年2月12日付け
5日の午後1時に各チームの旗を持った日本着姿の女性と代表が入場し開会式が開催された。主催者側と実行委員会の代表者を始め、ソロカバ市のヴィトール・リッペ市長、安部順二、大田慶子イオランダ両連邦下院議員や西本エリオ、羽藤ジョージ両サンパウロ州議員、その他、大勢の来賓が列席した。
同大会にはサンパウロ州内の15地区から選抜された3歳から90歳までの604人が出場し年齢別の各カテゴリーでノドを競った。最後は各カテゴリー代表の15人によってグランプリが行われ、サンパウロ東チーム代表でアドゥルトA(31歳から40歳のカテゴリー)の予選で「愛し君へ」、決勝で「惚れた女が死んだ夜は」を歌った赤嶺マルセロさんが優勝し、この大会の最優秀歌手の栄冠に輝いた。なお、団体戦ではサンパウロ東が15638.6点で優勝、2位はセントロ・オエステ(15625点)、3位はABCDバイシャーダ・サンチスタ(15607点)だった。
6日の夜9時、熱気に包まれたパウリストン大会は終了した。その直後、3日間各部署でボランティアとして働いた聖南西の人達が誰からともなく舞台に駆け上がり、誘い合って集まり記念写真を撮った。どの顔も笑顔、笑顔で心を一つにして同じ目的を成し遂げた満足感が漂っていた。
また今回の開催に当たっては、ウィリアン・ウー前下議からの議員割り当て金による援助もあり、主催者は感謝の気持ちを表していた。(金子国栄さん通信)