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東西南北

ニッケイ新聞 2012年3月13日付け

 肺炎治療中だったルーラ前大統領が11日に退院し、サンベルナルド・ド・カンポの自宅に戻った。喉頭がんの治療で免疫力が落ち、両肺に1カ所ずつ炎症が起きていたもので、今週中は抗生物質を服用するが、近日中に通常の生活に戻れるという。ルーラ不在で選挙戦の準備が思うように進まずとまで書かれていた労働者党(PT)のハダジ陣営もほっと一息?
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 リオ連邦大学のパイプオルガンの修理が終盤に入り、最後の調律中。イタリアのメーカーが1954年に献納したオルガンは6千本のパイプを使い、リオ随一、国内では5番目の規模。サンパウロ市の職人2人が手入れしたパイプは、トラックで6往復して運搬後に組み立てられ、お披露目コンサートは4月10〜20日。同大学音楽学部は国内最古の19世紀創設。ブラジルでは学校のコンサートホールに常設のパイプオルガンは非常に稀な存在だ。
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 アゴラ紙が5〜6日にサンパウロ市内の636機の信号機の調査を行ったところ、36機で問題があることが確認された。中でもサンパウロ市北部のアタリバ・レオネル大通りの交差点では五つの信号機に異常が見られ、うち1機は完全に点滅しない状態だとか。交通技術後者(CET)は45のチームが24時間体勢で市内の信号点検を行っていると言うが、近隣住民の話ではCETが修理しても、すぐに壊れてしまうとか。

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