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州立図書館に日本語本棚を!=五十嵐さんが協力呼びかけ

ヴィラ・ロボス図書館の様子(同図書館ホームページより)

ヴィラ・ロボス図書館の様子(同図書館ホームページより)

 サンパウロ市ヴィラ・ロボス公園内にある州立図書館に日本語書籍の本棚を設置するため、日本語教師の五十嵐松酒早苗クリスチーナさんが、2000年以降に刊行された日本語の書籍100冊を集めている。
 CPTM線ヴィラ・ロボス駅に隣接する同公園は、73万平方メートルもの広大な敷地内にスポーツ施設や円形劇場、図書館などが設置され、週末には約2万5千人も訪れる。図書館には現在、約2万2千冊の蔵書があるが、英ポ西語のみで日本語はない。
 五十嵐さんは取り扱ってもらえるよう図書館に掛け合い、「2000年以降に刊行された日本語書籍100冊以上を用意できれば専用の本棚を設ける」との約束を取り付けた。
 本の寄付を呼びかけるため来社した五十嵐さんは、「来館者も多く、無料で利用できる州立図書館に日本語書籍があれば、日本語の普及、教育に大きな恩恵がある。ぜひ協力を」と語る。
 本紙ではこの取り組みに賛同し、寄付本の預かり窓口となることとなった。寄付に関する問い合わせは編集部(11・3340・6060/担当・石川)まで。

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