パウロ・ゲデス経済相の推薦で、世界銀行の役職を離れて社会経済開発銀行(BNDES)総裁に就任していたジョアキン・レヴィ氏が、16日に辞表を提出。政財界に大きな波紋を投げかけたと16、17日付伯字紙、サイトが報じた。
現政権の経済スタッフで初の辞任は、ボルソナロ氏の挑発が直接的な原因だ。大統領は15日、BNDESの総会で役職に指名されたマルコス・バルボーザ・ピント氏が労働者党(PT)政権時代に同行で働いた事がある事を指摘し、レヴィ氏に「あいつを切れ。さもなくばお前を解雇する」と宣言。メディアの前でも、レヴィ氏解任を匂わす発言を行った。