ボルソナロ大統領からの圧力により、連邦国税庁のナンバー2にあたるジョアン・パウロ・ラモス・ファシャーダ副長官が解任された。だが、マルコス・シントラ同庁長官は、ボルソナロ一家に不利になりかねない案件を抱える担当役員らはそのまま残留させた。20日付現地紙が報じている。
ボルソナロ大統領が、長男フラヴィオ上議がリオ州議時代に雇った職員のファブリシオ・ケイロス氏に対する、他の幽霊職員(ラランジャ)による疑惑の振込みに対する捜査の封じ込めを目的として、連邦警察や金融活動管理審議会(Coaf)の人事に圧力をかけていたことは昨日付本紙で報じた。だが、大統領は「汚職対策」上の3本柱とされる、もう一つの重要な省庁、国税庁にも圧力をかけていた。