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東西南北

 17日からの規制緩和に伴い、サンパウロ州では商業施設での営業時間や集客制限が除外された。それと同時に、コンサートなどの運営もようやく再開されている。それでも、最低1メートルの距離を置く、立ち席なしなどの制限はしっかりと行われるため、サンパウロ市西部のライブハウス「アウジオ」では3千人規模のところが600人限定で運営が行われているし、椅子席のみで興行を行う必要がある。現在は、ワクチン接種の進展とデルタ株の拡大が同時に起きているタイミング。今後も興行が継続できるか、どのようにして運営していくかなどを見極めるのには非常に大事な時期といえそうだ。ここをうまく乗り切れれば、11月に噂されているサッカーの有観客試合復活などにもつながりそう。
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 19日のサッカーのリベルタドレース杯。フルミネンセは敵地エクアドルでのバルセロナSCで試合終了間際に同点においつく粘りを見せ、1―1で引き分けた。これで2試合連続引き分けだが、「敵地ゴールの多い方が勝ち」のルールにより、前戦で2点を取っていたバルセロナSCが準決勝に進出した。フルミネンセが勝っていればパルメイラス、フラメンゴ、アトレチコ・ミネイロに次いでブラジル勢が4強を独占するところだったが、それは実現しなかった。
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 18日以降、最高気温が連日で30度を超える日が続いているサンパウロ市。これは今日21日も変わらないようで、最高気温の予想が32度となっている。暦の上では、まだ冬のはずなのだが。ただでさえ雨は降らない季節だから、湿度も同時に下降し、20%を割り込むとか。水分補給をしっかり行い、体調を崩さないよう気をつけたい。南大河州では寒冷前線接近で気温が下がっているが、サンパウロ市は週末も暑さが続きそうだ。