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墓穴を掘りつつあるボウソナロ大統領

 ボウソナロ大統領が就任以来最大の危機に立たされている。世界中で新型コロナウイルスの危機と恐怖が広がる中、「隔離政策による感染防止」に猛反対し、「何があろうが経済活動を止めてはならない」との主張を続け、気が付けば他の国の国家元首で同様の主張をしている人がほぼいなくなり、世界でも孤立した状況に置かれてしまった。  おそらくこの展開 ...

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コロナ抑制の成否が来年の景気を占う

 新型コロナウイルス対策として保健相や知事達が打ち出した外出自粛策などを、ボウソナロ大統領が批判して物議を醸す最中の3月31日、G20財相・中銀総裁の電話会議が開かれた。  国際通貨基金のクリスタリーナ・ゲオルギエヴァ専務理事は会議中、「来年の景気回復の見通しはコロナ禍の終息と景気の不透明感払拭次第」とかなり否定的な調子で語った ...

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《ブラジル》決断が難しいのは、外出自粛令を出すより解除の時

 先週から主だった州で知事から外出自粛要請が出され、それに連動して各市が商店閉鎖条例を出し、町から人影が消えた。  サンパウロは今週か来週には感染激増期に入るといわれる。そうなると「外出禁止令」というさらに厳しい段階に入る可能性がある。今のように各人の判断で外出を自粛するのでなく、許可なく外出すれば罰金という段階にはいる。  非 ...

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ブラジルの外出自粛措置は本当に大げさなのか?

 「州知事たちが出した外出自粛措置(クアレンテーナ)を、大統領がひとりでのたうちまわるような形で阻止しようとしている」。新型コロナウイルス(以下コロナ)が猛威を振るいはじめたという大変な時期に、ブラジルでは州知事と大統領が対立するという異様な事態が起きている。  もともと「ひとつにまとまる」ことがあまり得意でないブラジルだが、今 ...

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現実を見ないリーダーの怖さ

 24日、ボウソナロ大統領が再び、知事や市長達が採用した新型コロナ対策を批判、国内外から非難の声が上がった。  「高リスクの高齢者への外出制限はわかるが、低リスクの子供などへの休校措置や商店閉鎖などは必要ない」とし、感染拡大抑制のための外出自粛措置や交通機関の制限などを批判したのだ。  外出自粛措置は、採用した時期により感染拡大 ...

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今のイタリアは、3週間後のサンパウロかも

 「今のイタリアは、3週間後のサンパウロかもしれない」――まるで世紀末に向かって黙示録のページを一枚、一枚めくるように、ブラジルのコロナ危機は毎日悪化の途を歩んでいる。冒頭に掲げた予測はあまりに悲しいが、現実にならないようにするには、今現在、相当の決断が必要だ。  どれだけ被害が身の回りに及ぶか想像もできない。読者の皆さんにはぜ ...

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また一つ生まれた、ブラジル政界の謎の伝説

ベビアーノ氏(Valter Campeonato/Agencia Brasil)  先週末からのブラジル政界の展開があまりにも怒涛で、早くも忘れられがちであるが、14日午前、グスターヴォ・ベビアーノ氏が心臓発作で急死した。  死は自宅で突如襲われ、同氏の息子の眼の前で亡くなったと言うが、これをめぐり、「本当に自然死なのか」と怪し ...

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ボウソナロ大統領もやっと認識?

 17日夜、ボウソナロ大統領が議会に非常事態である事を認めるよう要請したとの報道が流れ、「おや? 大統領の態度が変わった」と思った。  というのは、同日昼過ぎは、無用の外出や人ごみを避ける事を勧め、映画館やショッピングセンターの閉鎖やスポーツの試合中止などを命じた知事達の行為を批判していたからだ。大統領は知事達を批判した際、法定 ...

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数十年に一度、「コロナ危機」に備えよう!

 先週を境に、ブラジルはそれ以前とだいぶ変わった。しばらくは「冬の時代」に入りそうだ。「コロナ危機」により、先週1週間でブラジルは数十年に一度の激変期を迎えた。それは、景気の分水嶺でもあった可能性が高い。  今週から1カ月、2カ月の間、特にサンパウロ州、リオ州では新型肺炎の爆発的な蔓延が予想されている。日本やイタリアなどと同じく ...

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「期待の経済回復」、一体どこへ?

「ディズニーランドに行かせて」とジウマ元大統領に抗議した親子(twitter)  ここ最近、ブラジル経済に関して、労働者党(PT)支持者の、からかい半分の現政権への挑発がネット上で目だっている。  コラム子がそれを感じたのは、ツイッターで「フォーラ(やめろ)、ジウマ」のハッシュタグを最近よく見かけるようになったことによる。 ※こ ...

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