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樹海

遠くが見える視点が欲しい

 小学1年生の国語の教科書に、「みえる みえる」という話がある。熊の兄弟が小高い丘の上のブランコで遊ぶ話で、弟は、丘のふもとの我が家でお母さんがおやつの準備をしているのを見た。だが、兄は、先方にある丘の向こうの海や船が見えたという▼この話は、お母さんが「おやつですよ」と呼び、兄弟揃って丘を下りるという描写で終る。だが、兄弟熊が見 ...

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経済発展の原動力描く「移民のブラジル」

 米国の衛星放送及びケーブルテレビの番組供給会社「ヒストリー(History、歴史)」は、ブラジル独自に新シリーズ「Brasil de Imigrantes(移民のブラジル)」を製作し、8月6日夜に聖市のユダヤ文化センター(UNIBES)で主要登場人物を集めた記念イベントを行った。  同企画には50社の候補が挙げられ、最終的に残 ...

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そして「彼」までも去って行った

フロッタ氏(Roberto Parizotti/CUT)  「ついに『彼』までも離れてしまったか」。これが13日に、アレッシャンドレ・フロッタ下議が、所属の社会自由党(PSL)から追放処分を受けた際にコラム子が思ったことだ。そして同時にこうも思った。「ボウソナロ信者から離れるる人で一番やっかいなタイプはこういう人なんじゃないか」 ...

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今日は喜んでも明日は泣く?

 13日付エスタード紙に、「今日喜んでいる農業生産者は、明日泣く事になる」という題の記事が出た▼ブラジル農牧業連合元会長で、元農務大臣のカチア・アブレウ上議の言葉だ。下議時代のアブレウ氏は農地開発を積極支援し、環境保護には反対の立場だった。故に、農牧業や鉱業発展のためにアマゾンや先住民保護区の開発を容認するボウソナロ政権の政策に ...

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大統領選に立候補?〝中国愛〟を告白したドリア

10日付エスタード紙A2面のトップ寄稿「サンパウロと中国、有望な歴史」とB11面のファーウェイ新工場建設発表記事  10日(土)付エスタード紙は実に興味深い紙面になっていた。論説がのるA2面のトップ寄稿に、ジョアン・ドリア聖州知事が思いっきり〝中国愛〟をぶちまけていたからだ。  いわく《1万6千キロの距離、11時間の時差。サンパ ...

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改めて痛いカンポス不在の5年

カンポス氏(PSB)  来週の木曜、13日でエドゥアルド・カンポス氏が飛行機事故でこの世を去って5年となる。そして、伯国政界での彼の不在の痛さを改めて痛感せざるを得ない日々が続いている▼それ以降に起きたことがあまりに激動の連続だったために、もう今となってはかなり古いことのようにも思われるので、改めてカンポス氏のことを振り返ってお ...

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父と子の絆を描くメッセージ

 父の日(8月第2日曜日)が近づいている。ブラジルでは、6月の恋人の日と10月の子供の日の間を埋めるため、8月に決めたと聞いた事がある。理由はともあれ、父親への敬意や感謝を覚え、示す日は、大切にして欲しい。そういう意味で、この時期にSNSでよく流れる、息子が父親をレストランに連れて行く、次のような話を思い出す▼高齢で脳血管障害の ...

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日伯をつなぐ、知られざる名曲の数々(迷曲も)

 「鐘が鳴ります 耕地の鐘が ほのぼの明けた 空に鳴る」―ブラジル熟年クラブ連合会(上野美佐雄会長)の『第43回熟年クラブ芸能祭』が7月28日にサンパウロ市の静岡県人会館で開催され、数十年ぶりに合唱曲「幸せがいっぱい」(会田尚一作詩)が披露された。  それを聞いた、夫の仕事の関係でブラジル駐在3度目の中村八大の娘Aさん(匿名希望 ...

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ジャーナリズムは事実の奴隷でなければ

 キャリア50年以上のジャーナリスト、アレッシャンドレ・ガルシア氏が、「ジャーナリズムは事実の奴隷でなければならない」と語り、我々の視点や倫理観というフィルターを避ける事は不可能だが、自分が信じる事実を曲げてはならないと説いた▼弊紙でも、題材の選び方や表現方法に記者の関心や問題意識が反映される事は避け難い。だが、これは知ってもら ...

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さくらホームの雪割桜に込められた郷愁

 「有名な観光地カンポスの名所の一つとして、桜祭りの時だけでなく、お客さんが年中訪れて入場料収入を落としてくれ、少しでも老人ホームの運営が楽になるようにしたい」―27日、聖州カンポス・ド・ジョルドン市のさくらホームで桜祭りを取材した際、サンパウロ日伯援護協会(以下、援協)の与儀昭雄会長からそんな言葉を聞き、少し意外に思った。   ...

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