W杯パッセ

  • 世界4位は最悪の結果か

     ブラジル代表が準決勝で大敗を喫した晩、サンパウロ市南部では何の罪もないバスが、なんと20台以上も焼かれた。 次の晩、訪日予定の戦後移民と飲んでいたら、「日本代表が本領発揮できなかった原因をもっと追究

  • 「玉手箱のような国」

     日本から持ち込んだカップラーメンは帰国までに食べきれそうにない。肉の塊を炭火で焼いた「シュラスコ」や、芋の粉を焼いたチーズパン「ポン・デ・ケージョ」、サトウキビの絞り汁で作る伝統のカクテル「カイピリ

  • ステーキとお茶漬け

     6月以来、一般ニュースまでW杯ほぼ一色で、他のイベントも見事にない。そんな時にも関わらず、先週末サンパウロ市で日本祭りが行われた。20万人近くが訪れる、地元主催では世界最大級の日本文化イベントだ。 

  • 「私に任せて」のはずが…

     イトゥ滞在中、ホテルに洋服のクリーニングを頼んだ。当日仕上がりのはずが、翌日、チェックアウトの時になっても「まだ」という。フロントの女性は申し訳なさそうな顔で「届き次第、すぐにサンパウロのホテルに郵

  • コッパ微塵のレストラン

     「お客さんが押しかけるかと期待したのに、すっかり騙された。コッパ(カップのポルトガル語=W杯)だけにコッパ微塵ですよ…」。サンパウロ市内のさる日系レストランに顔を出すと、旧知のクソ真面目な店主はのっ

  • 黄金時代のジュビロ

     ホテルの部屋で原稿を執筆中、突然、入り口のドアが開いた。振り返ると「ゴン」こと中山雅史さんが驚いた表情で立っていた。「あれ?」「あれ?」。ゴンさんが部屋番号を間違えたのだ。「駄目だよ、ちゃんと鍵締め

  • 代表戦の裏のドタバタ

     ブラジル代表の初戦12日、サンパウロ市は特別休日になった。第2戦の17日は休みではなかったが、市内は昼過ぎに300キロ超の大渋滞を記録した。大半の会社が昼に一斉帰宅させたから起きた異例の渋滞だ。 自

  • パッセ 3=「ウッチー 走り抜け」

     初めて立ったW杯のピッチからは、どんな景色が見えたのだろう。コートジボワール戦後、内田篤人選手(清水東高出)に聞いた。「11人対11人でボールは1つ。いつもと変わらなかった」。ドイツでの4年間がある

  • パッセ 2=〃救世主〃ニシムラ有名に

     「ニシムラ」という名前が一気にブラジルで有名になった。もちろんW杯開幕戦の西村雄一主審だ。日本人が当地メディアの話題に上るとき、その評判が良いか悪いかは、当地在住者としては大変に気になるところだ。 

  • ぱっせ(静岡新聞)=W杯コラム「心落ち着く宿舎なら…」

     サッカー日本代表がキャンプ地イトゥに入った時のこと。「まだ工事中のところもあるけど…。最高の環境です」。ある選手の会見での何気ない一言に、報道陣が食いついた。「どこ、どこ? 風呂? トイレ?」 日本

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