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樹海

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 本紙元旦号に『日本移民一〇〇周年記念基金』設立を――が掲載されている。提唱者は、脇坂勝則氏(サンパウロ人文科学研究所前理事長・現顧問)。この基金は《日本政府よりの贈与》により年間十億円ずつ三年間かけて計三十億円で立ちあげる。運用益をもって文化・学術振興を図るとしている▼これに早くも反響があった。パラナ・アラポンガスの一読者から ...

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近くて遠い国─。北朝鮮は理解不能な国と見ていい。ブッシュ大統領は名指しで「ならずもの国家」と公言したけれども核拡散条約(NPT)からの脱退宣言は、まさしく無頼の徒の横紙破りと言っていい。この国がミサイル輸出をしている事実は昨年、米とスペインの臨検によって北朝鮮の船に兵器が満載されていたことで明らかだし「ノドン」「テポドン」の開発 ...

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 政界では「理屈はあとから貨車で来る」と言うが、昨年の暮れに発足した「保守新党」はまったく解らない。保守党の野田毅党首は党首を止める止めないの騒動を起こした揚げ句に自民党へと復党。その保守党は一度は解党して新たに旗揚げしたのが「保守新党」で党の代表には民主党を離党して参加した熊谷弘氏ときては政治評論家でもなければとても理解できる ...

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 昨年末、日本の故郷の友人たちから年賀状をもらった。国内の世相の異常さに憤慨する一方、自身が「高齢者になったこと」を嘆いていた▼友人たちは、小中学校、高校の同期生たちだ。昭和が二ケタに入ったばかりのときに生まれている。ブラジルでいうテルセイラ・イダージに仲間入りした年代。大抵は定年退職し、孫の数が増えつつある。病気知らずという者 ...

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 山根寛一氏を知る人はもう少ない。戦前の日系社会で活躍した人物で農業界の指導者として知られマリリア管内に創設した「興農園」は余りにも有名だった。南米銀行の秘書室長を務め宮坂国人氏を支え続けた山根剛氏の尊父と言った方が通りが好いかもしれない。どんなに寒くとも暁闇の五時には起きての冷水摩擦を欠かさず朝食は「うどん」に決まっていた▼出 ...

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  今年はコロニアの代表機関と位置づけられてきた文協(ブラジル日本文化協会)《蘇生の年》と銘打てるか。実現への期待は大きい。文協役員の改選は三月に迫るが、承知のように岩崎会長ほか副会長五人の引退はすでに決まっている。現執行部に代わってどのような顔ぶれの登場となるか注目の的だ▼かつてコロニアの自慢だった産組(コチア、南伯)のあっけ ...

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 沖縄県は宮古島の西方に尖閣諸島という日本固有の領土がある。魚釣島や北小島など四島からからなる島嶼で明治の末には日本から二百五十人ほどが移住し漁業やアホウドリの羽毛採集に従う平穏な村であった。この島々が俄に脚光を浴びるのは一九七〇年代になってからである。国連の調査で同諸島の海底には有力な油田があるらしいの見解が発表されると中国や ...

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 去年今年貫く棒の如きもの(虚子)。慌ただしく旧年は去り、正月が賑々しく訪れる。平成十四年の幕開けは、静であってほしいと願うのだが世界の彼方此方では硝煙弾雨が激しい。二十一世紀の始まりは九月十一日の米中枢テロで一挙に暗転し、米軍のアフガン報復攻撃へ。日本も「顔の見える支援」に踏み切らざるをえなくなり、海上自衛艦を派遣する▼この政 ...

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 いよいよ二十一世紀を迎える。過ぎた百年は戦争の世紀と評されるが、共産革命による旧ソ連誕生と東西対立の歴史に彩られもした。今、現在もアジア、アフリカや中東の国と地域では紛争が絶えないのだが、少なくとも世界規模の大戦に発展することはなかろう。それが、歴史に学ぶ姿勢でもあり、現実の問題として核兵器は、使ってはならないしー使えない。軍 ...

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