樹海
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コラム 樹海
このところ新聞紙上には「米国と西欧に溝」の見出しがよく載る。イラクへの攻撃を巡る独仏との意見の対立が深刻化しているのは事実ながら─米国としては「武力行使を支持する」と表明している欧州の十八ヵ国を重視
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コラム 樹海
公開討論会。文協(ブラジル日本文化協会)改革委員会によって先週末実施された。近ごろ珍しい企画でもあり、意義あるものとなった。けだし人の意見、主張を黙って聞く(聞かされる)のは並大抵のことではない。た
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コラム 樹海
今年は徳川家康が征夷大将軍に任じられて江戸幕府が開かれてから四百年になるが、出雲御国が京都でかぶき踊りを演じてからも四百年になり歌舞伎の役者さんたちも頑張っている。東京でも幕府を設立して二百六十五年
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コラム 樹海
日本の長い不況は続くが海外旅行は大活況らしい。年末と年始にかけて成田から外国へと旅立つ人はもう百万人を突破しているかもしれない。それも二十代の若い人々が多いそうだ。もうグヮム島やハワイだけではなく中
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コラム 樹海
さきごろの福島県人会総会の件で、県人会の「公」と「私」について考えさせられた。総会が公開されなかったからである。現金盗難事件の後始末が議題にのる会議を〃他人〃に見せたくなかったのだ。会費を完納した会
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コラム 樹海
昨年十月起きた福島県人会の「大金盗難事件」は誰にも傷がつかない形で一件落着したようである。先だって行われた同県人会総会は、十二万レアル相当(日本円、米ドル、伯貨)の被害額をめぐり紛糾するのではないか
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今年の国際社会が抱える最大の課題は、イラクと北朝鮮との関係をどうするかである。米のブッシュ大統領はフセイン追放に戦争をも辞さない覚悟だし、核開発を公言する北朝鮮からも目を離せない。この二つの国に共通
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コラム 樹海
先だって仲間と三人で一盞傾けながら話題が日本の教育に及ぶ。我らの年齢は還暦過ぎで戦後教育の申し子だがまだまだ当時は昔ながらの学校があった。勿論のことに議論といったものではい。祖母やお袋と風呂に入ると
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コラム 樹海
米国サンフラシシスコで発行されている邦字紙『北米毎日』が新年早々四回にわたり「真珠湾ぼっ発の真相」―ジャネット・ランキン下議の演説―を連載した。要旨は「日本が戦端を開いたのは、(相手諸国に対して)裏
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コラム 樹海
あの大東亜戦争が終結してから今年で五十八年を迎えようとしてる。東西冷戦の冷たい戦いにも幕が降りたしアジアやアフリカの植民地解放運動も大きな成果を挙げたけれども、日本にとっての「戦争」は今も厳然として続