アプリの不具合で大騒ぎとなった、大統領選候補選びのための民主社会党(PSDB)の党内選挙は、ジョアン・ドリア・サンパウロ州知事が過半数獲得で勝利を決め、決着が着いた。サンパウロ州民としては、州にゆかりのある人が大統領候補になることは嬉しいことではある。だがネット上では、2018年のサンパウロ州知事選の際に「ボルソドリア」と称してボルソナロ氏の支持者に自身への投票を呼びかけたことを皮肉り、「ボルソナロ氏の批判に説得力がない」とする声が目立つ。さらには、「今度はモロドリアに転じるのではないか」と、大統領選で現状、自身よりも支持率が高いセルジオ・モロ氏へ擦り寄るのではと皮肉られている。もっとも大統領選ではモロ氏に勝たなければならないのだが。
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週末のリベルタドーレス杯の決勝は、パルメイラス、フラメンゴ共に国内でも上位の人気チームだけに盛り上がったが、それは選手も同じ。パルメイラスの下部組織から育ち、マンチェスターシティ所属のガブリエル・ジェズスはSNS上でパルメイラスの優勝を大喜びで祝った上、ネイマールに対し、「また夕食おごってね」とのメッセージを送り、話題になった。ネイマールはサントス出身だが、フラメンゴは元義弟のガビゴルのチームで、遠い将来にフラメンゴ入りを希望する発言も行っていた。
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11月の大サンパウロ都市圏の降水量は伸びず、29日午前9時現在のカンタレイラ水系の今月の降水量は78・5ミリで、貯水量は25・8%まで落ち込んでいる。予報では月末は雨となっているが、100ミリ超えは難しい状態だ。過ぎたことは仕方がないし、自然相手では喧嘩のしようもないので、12月に挽回できるよう願うのみだが、ラ・ニーニャ現象の影響は避けられないのか。