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ニッケイ新聞 2009年7月31日付け

 母県へ〃里帰り〃する鳥取県人会の傘踊りグループ。県人・県系人だけでなく、愛好者には他県の人も多い。鳥取県と縁の深いミランドポリス第二アリアンサでも行われているが、本橋幹久会長によれば、それ以外の場所では地元日本人会が中心になって行っているとか。ちなみに今回の訪日団メンバーのうち、本人、配偶者など鳥取と縁のある人は五人。リハビリ中のため訪日を見合わせた西谷博元会長から鳥取市長あてのメッセージと、記念品のハッピを持参する。祭りの本番では、傘にブラジル国旗を表わす黄色と緑のテープを飾って踊るという。
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 十九日まで開催された日本祭で無料マッサージを行った武術空手積心館。同館の森山雅和師範の報告によると、三日間の期間中、六歳から八十九歳まで千百八十七人がマッサージを受けたそうだ。同師範の指導を受ける生徒ら十五人とともに、パビリオン内の高齢者広場の一角で行い、常に行列ができており休む間も無く手を動かしていた。読者にもお世話になった人がいるのでは。
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 姉妹都市提携四十周年を迎えるにあたり大阪市からサンパウロ市に贈られる予定の「みおつくしの鐘」が、今月二十七日に完成した。中日新聞によれば、手掛けたのは富山県高岡市の銅器製造会社「老子(おいご)製作所」の専務元井秀治さん(54)。元井さんは、大阪市役所にあるみおつくしの鐘を手掛けた七代目老子次右衛門の孫。「祖父がつくった鐘のレプリカを手掛けられるのは縁。有名な鐘のレプリカをつくらせてもらえて嬉しい」と話しているそう。