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ニッケイ新聞 2009年12月25日付け

 クリスマスといえば、パネトーネ。17世紀、北イタリア・ロンバルジーアの貧しい青年トーニが、恋する女性の父親で、ベテランのパン職人に認められたいがために試行錯誤して作り上げたのが、「パニ・デ・トーニ(トーニのパン)」の由来だとか。チョコトーネも人気だが、サウガードやドーセ・デ・レイテを詰めたものもあり、なかなかに種類も豊富。
     ◎
 「忍者アサシン(Ninja Assassin)」が先月、米国、韓国で同時公開された。ドイツベルリンを舞台にしたアクション映画。主人公ライジョは、秘密組織で訓練を受けた世界最高の忍者暗殺者だが、ある事件を機に同派に復讐を誓うことに。日本では来年秋公開予定だが、ブラジルでは一足早い2月5日に「Ninja Assassino」として上映される。忍者アニメ「ナルト」が人気を博すブラジル、さあ反応はどうか。
     ◎
 蜂鳥誌友会主催の「第4回かずま忌」俳句大会の会場となった文協では05年12月に亡くなった富重かずま先生が好きだったバラ、百合の王様と言われるカサブランカの花が美しく、香り溢れる1日。久子夫人によれば、かずまさんは、セアザに行くと必ずバラと百合を求め、それを題に詠んだ句も多かったよう。昨年大会では「バラ」が兼題、会員が持参したバラと百合が会場を飾ったとか。