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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2012年1月11日付け

 7日付本紙で掲載した通り、在東京ブラジル総領事館では、日伯文化連盟(アリアンサ)のポ語教室の入学許可証では学生ビザが取得できなくなった。
 学生として渡伯するにもかかわらず授業に出ない人が多いから、という理屈はもっともだ。しかし単にポ語の勉強や観光だけでなく、一定期間滞在して研修等の形で働きたい人にとって、その人が何の団体のバックアップもない場合、渡伯手段はほぼ皆無だ。
 昨年、最長で3年間有効な商用数次ビザの発給が決まったとき、ブラジル日本商工会議所の平田藤義事務局長は「人材交流なくして両国の発展はない」と断言した。人材とは、もちろんビジネスマンだけではないはずだ。
 学校の教室にいるだけでは、実践的なポ語の習得や本当の意味でのブラジル社会の理解は難しい。両国の交流の継続や発展を願うなら、個人の若者が滞在しやすい方法が検討されるべきだと思う。(詩)