ホーム | 2015 | 9月 | 19 (ページ 3)

2015年9月19日の記事一覧

ペルーのナカダさん

 ちょうど10年前の2005年に起きた「広島小一女児殺害事件」を覚えている読者の方も多いだろう。いわゆる「あいりちゃん事件」で、広島市内のブラジル人集住地区で起こった。「ヤギ」という日本名を持っていたが非日系ペルー人で、本名を偽って就労ビザを取得し、前年に入国していた。自国で3件以上の未成年者へ婦女暴行事件を起こし、指名手配中。 ...

続きを読む »

ニッケイ歌壇 (497)=上妻博彦 選

サンパウロで開催される県人会連合会主催の日本祭では、各県人会が郷土食を販売するコーナーが大人気。日本人、日系人だけでなく非日系人も競うように求め、ブース前には行列ができる。

サンパウロ  武地 志津

郷里より届きたる本「伊勢神宮」開けば爽快の気われを包みぬ
参道の砂利踏む音のさくさくと正に聞こゆるごとき写真に
幼時より思い出深い五十鈴川朝もやけぶる静寂の中
シンビジウムの鉢携えて来し友が娘(こ)の佛前に香薫き呉るる
同じ頃娘(こ)を失ないし友とわれ折々にして遺影に語る

続きを読む »

ニッケイ俳壇 (856)=星野瞳 選

故・西谷博(南風)氏

【この九月四日世を去った西谷南風遺句集より】

仔馬追ふ母馬の眼の人に似る
時雨るるやキリストの本売ル人に
百雷の轟く滝の夕燕
吹き荒れて谷に落ちたる野分かな
火焔樹の下に人待つ恋乙女
鍬百姓四十年や豆の花 ...

続きを読む »

日伯つなぐ我らの歴史=夢と希望抱いて海越え=コチア青年連絡協議会 会長 前田 進

前田進会長

 コチア青年移住第一陣109名が、大きな夢と希望に燃えて養国ブラジルの大地に一歩を記して60年の歳月が流れた。ここで我々、コチア青年の生い立ちを振り返って見たい。 コチア産業組合は戦後の労働力不足による組合員農家の生産力減退を防ぐことと、既にサンパウロ市周辺の農業は、略奪原始農業から集約的農法に転換を余儀なくされており、技術的に ...

続きを読む »

連邦議会で記念式典開催=サンパウロ州から飛行機で90人=「夢の様、感無量」と感激

式典後に連邦議会内で記念撮影

 9月20日のコチア青年60周年式典に先駆けて、首都ブラジリアの連邦議会で8月28日午後、コチア青年のブラジル社会への貢献を讃える慶祝式典が行わ れた。サンパウロ州各地のコチア青年連絡協議会(前田進会長)から約90人が飛行機で駆けつけ、首都在住者ら約20人も出席して祝った。コチア青年子弟の飯星ワル テル連邦下議が提案し、大人数の ...

続きを読む »

子弟から連邦議員まで誕生=首都式典参加者に歴史聞く=20日は日本から来賓も

高橋一水さん

 コチア青年移住60周年記念式典(広瀬哲洋記念祭大会委員長)が20日午前10時から、国士舘スポーツセンターで盛大に行われる。慰霊碑移転除幕、先亡者追悼法要から始まり、式典には梅田邦夫大使を始め、はるばる日本からは日本国農林水産大臣代理の仙台光仁大臣官房国際部参事官、全国農業協同組合中央会会長代理の一箭拓朗役員室室長、オイスカ・イ ...

続きを読む »