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東西南北

 バンデイランテス局の名物報道番組「ブラジル・ウルジェンチ」のキャスター、ジョゼ・ルイス・ダテナ(57)が16年のサンパウロ市市長選挙に立候補することを明かした。数週間前からダテナの市長選擁立をめぐり、3政党が争奪戦を繰り広げていることが報じられていた。進歩党(PP)からの出馬で、同氏を熱心に勧誘していた州議員のデレガド・オリン氏が副候補となる。ダテナはPPを選んだ理由として「最も正直で直接的なオファーをもらったから」と答えている。進歩党は右派でカトリック寄りの議員が多いが、その点はダテナの論調に合う。ただPPはラヴァ・ジャットでの疑惑の政治家が最も多い党だが…。
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 27日、サンパウロ市東部タトゥアペで、13歳の中国系の少年がコンドミニオへ侵入して窃盗を試みたところ補導された。調べによると少年は、コンドミニオのポルタリア(受付)に中国語で話しかけることによって、アジア系住人の知り合いだと偽って侵入し、14階で留守宅を見つけると玄関を壊して押し入り、3千レアル相当の窃盗を試みた。少年は警察で「僕だけがやったんじゃない」と主張。たしかに防犯カメラには共犯の少年の姿が映っていた。
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 28日午後、大サンパウロ市圏グアルーリョスで、裸体の女性の変死体が発見された。警察の調べによると、その女性には性的暴行を受けたと思しき痕跡があったという。警察は、今回の事件が5月以来、同市内で連続して起こっている強姦殺人事件に関連があるものとして調べている。今回の女性を含め、既に5人が被害にあっている。