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2016年7月2日の記事一覧

琴で開演、長崎龍踊りで終幕=コロニア芸能祭が満員御礼

フィナーレを飾った龍踊り

 ブラジル日本文化福祉協会(呉屋春美会長)主催の『第51回コロニア芸能祭』が25、26の両日、文協大講堂で開催された。2日間で計134の演目に約680人が出演。伝統の日本舞踊や太鼓、カラオケなどで二日合計約3500人を魅了した。 両日とも琴が幕開けを飾った。特に二日目は琴、尺八と声楽で「長城の賦」を披露し豪華な幕開けとなった。舞 ...

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石鎚神社が創立60周年=3日に大祭、餅まきも

モジの石鎚神社

 サンパウロ州モジ市カッチンガ霊峰に鎮座するブラジル石鎚神社の創立60周年を記念し、3日に奉祝大祭が開催される。午前7時に社殿前を出発しカッチンガ山へ登拝、神祭が執り行われる。また遥拝所社殿での祭典も正午から行なわれる。 石鎚神社は1956年、スザノに入植したジャガイモ農家の津野長太氏(高知県出身)が、地元石鎚山の御神像を受けて ...

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日系社会に〃語り継ぎ〃期待=共同通信社・尾崎NY支局長

日系社会について見解を述べた尾崎支局長

 共同通信社の尾崎元ニューヨーク支局長が、邦字紙の現状視察のために来伯。16日に本紙を訪れ、ブラジルの日系社会について見解を述べた。 1956年、東京生まれ。両親とも報道関係者で、立教大学社会学部を卒業し、80年に共同通信社に入った。長野や京都など国内支局を経験。移民百周年の時は、群馬県の前橋支局に在籍しており、在日ブラジル人の ...

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大耳小耳

 3日午前10時から行なわれる西本願寺の慈善バザー。先行販売されているものもあり、耳子は一足先に羊羹を入手。編集部の皆で味見したが、その豊かな味わいに食べた人は思わず笑顔。手作りで防腐剤が入っていないのも安心できる。うどんや漬物などが評判で、過去には約800人が訪れたこともある人気のバザーだ。西本願寺(Rua Changua, ...

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ビジネスコラム=PwCブラジル=第10回=CEOは地政学的不確実性を懸念=第19回世界CEO意識調査=矢萩(やはぎ)信行(監査ディレクター)

6月30日、ブラジル商業・企業家連合(CACB)と政府の会合で、代表者に取り囲まれて写真撮影に応じるテーメル大統領(プラナルト宮、Foto: Lula Marques/AGPT)

 今回はPwCグローバルが毎年行っている世界CEO(最高経営責任者)意識調査の結果について寄稿したいと思います。今年で第19回目となるこのPwCの世界CEO意識調査は、世界83カ国1400名以上のCEOから意見を聞いています。 今後1年間の世界経済の見通しについて、CEOは2015年と比べ悲観的な見方をしており、これは自社の成長 ...

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日本移民108周年記念=囚人の署名 平リカルド著 (翻訳)栗原章子=(22)

広島に投下された原爆によって巨大なキノコ雲が生じた(米軍機撮影、By Enola Gay Tail Gunner S/Sgt. George R. (Bob) Caron [Public domain or Public domain], via Wikimedia Commons)

 イーリャ・グランデで日本人囚人たちは原爆投下のニュースを知らされた。一九四五年八月六日付けの新聞は、太平洋戦争についての混乱したニュースを報道した。ある新聞はアメリカ政府の発表をそのまま記事にしていた。つまり、史上最も威力のある新しい爆弾が試しに使われたというものである。 広島の原爆は人類で最初の原子力による攻撃として、戦争史 ...

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自伝小説=月のかけら=筑紫 橘郎=(30)

 先の古里の父の手紙には、「誰がお前の様な者を日本の親元まで訊ねて下さるか。この様なご厚意の方をけして無にするでない」と孫達の事まで得々と書いてあったのだ。 そして一九六七年一一月、カンピーナス一三〇万都市近郊、ベーラ・アリアンサ伊藤、第一種鶏場に飼育掛りとして、太郎は赴任した。この種鶏場は、カンピーナス市から二キロ地点の市街地 ...

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池芝師匠「ブラジル帰りたい」?!

フェイスブックに投稿されたブラジル家庭料理店「Elisa」の紹介。左下に池芝師匠の近影

 最近立て続けに、本紙元記者から感慨深い連絡をもらった。一つ目は、今年3月に帰国したばかりの元研修記者から。《さっき、たまたま見つけた阿佐ヶ谷(東京)にあるブラジル料理店に行ったら、(昨年)4月に初めて取材した日本舞踊の先生が帰国して開いた店でビックリした》とのこと。これを聞いてピンときた。昨年6月に永住帰国した池芝流家元の池芝 ...

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