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東西南北

 20日にイボッピ(ブラジル世論調査・統計機関)がボウソナロ政権に関する世論調査を行ったが、「よい」と評価した国民が34%に激減した。1月が49%、2月が39%と、落ち込み方が急で、遂には「普通」の34%と並んでしまった。また、1月は11%のみだった「悪い」が2倍以上の24%まで増えている。第1期就任後3カ月目の数字としては、カルドーゾ氏(41%)、ルーラ氏(51%)、ジウマ氏(56%)よりかなり低いと言わざるを得ない。これを巻き返すためには、社会保障制度改革や汚職防止法案などを、大多数の国民が喜ぶ形で成立させるしかないが、その準備はできているのだろうか。

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 連邦政府は20日、公式サイトに掲載した、ボウソナロ大統領が訪米中に出演した米国「フォックス・ニュース」の映像から、「米国への移民はたいがいが悪人だ」と発言した箇所を取り除き、さらには映像そのものを撤去した。これは、米国に移住中のブラジル人から苦情の声があがったことを配慮した措置だ。問題の発言は、トランプ大統領の作ろうとしているメキシコ国境との壁建設を賞賛したついでに出たものだが、移民にはブラジル人もいるのを忘れてしまっていたのか。

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 支持率低下に、トランプ大統領との会談の評価もいまいちで、もうひとつ波に乗り切れないボウソナロ大統領。だが、ここで、突如降って沸いたようなテメル前大統領の逮捕。これでしばらく、マスコミの注目はテメル氏に向かうはず。その、一瞬注目が外れた隙を狙って巻き返しを狙いたいところだが、さて、何をする?

 

 

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