22日に発生した大サンパウロ都市圏にあるフランコ・ダ・ロシャのジュケリー州立公園の森林火災で引き起こされた煙や灰によって、サンパウロ市と近隣では大気の質がかなり悪化しているという。環境浄化技術公社(Cetesb)によると、23日の州内の大気の状態は、サンパウロ市北部ペルースが最悪、サンパウロ市北西部に隣接するオザスコは非常に悪い、その他10の地域でも悪いとの結果が出ており、同公園に近い地域は降灰の影響も認められたという。さらに追い討ちをかけるように、このところの少雨で湿度がきわめて低くなっており、サンパウロ市ではここ数日は15%を割り込み、砂漠並みの異常乾燥状態になっているとか。大気の状態が悪いときは体調も崩しやすくなる。水分補給を十分に行い、備えたいところだ。州立公園の火災は24日も続き、焼失面積が8千ヘクタールを超えている。
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先週後半から真夏のような暑さの続くサンパウロ市。予報によると、今日、明日は最高気温が33〜34度に達するかもしれないという。そうは言っても、今は暦の上では冬。次の寒冷前線の予報もすでに届いており、26日あたりからは雨が降る可能性があり、27日からは一転して寒くなりそう。気温の変化が大きいと実際の数字以上に寒く感じられるから、かなり寒いと感じることになるかも。ただ、雨が降れば、空気の浄化が期待できそうだ。
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サッカーは先週のリベルタドーレス杯準々決勝に続き、今週はブラジル杯の準々決勝が行われる。サンパウロ州勢ではサントスとサンパウロの2チームが勝ち残っており、サントスが敵地でアトレチコ・パラナエンセ、サンパウロが本拠地モルンビでフォルタレーザと対戦する。サンパウロは先週のリ杯で脱落しただけに、勝ち残りたいところ。