2005年9月24日(土)
「ガイジン2」の台本はコピーを簡単に綴じたものだった。日本語とポルトガル語が混ざる映画だけあって、セリフは部分的に二カ国語表記。小野あやさんは自分で日語の部分をポ語に、ポ語を日語に訳すなどして理解を深める努力をしていた。五歳で来伯したバイリンガルならでは。「キキット(グラマード映画祭のトロフィー)」が日本語だと思っていた、というのもかわいらしい。
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援協総合診療所は、来月十五日「こども健康キャンペーン」を行う。コンスルタ無料だ。小児科の荒堀幸子医師の話では、「子供にも成人病?がはびこる時勢」。食生活のせいである。二世くらいまでは、日本食の習慣が残り、比較的高血圧症などは少ないのだが、三世になると少しあやしくなり、四世ともなると「ブラジル人化」するそうだ。一世のじいちゃん、ばあちゃんは、かわいい曾孫のために、食事の際は〃恐い人〃になる必要が…。
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俳優の森田健作が日系人を主人公にした映画を制作し、「日本人が忘れてしまった日本の心を再発見する」ものにしたいと発表した。青春ドラマ「おれは男だ!」で一躍有名になり、参議から衆議院議員にもなった同氏が総指揮するのは映画『I am 日本人』(私は日本人)で来年五月公開予定。叔父役の森田を頼って米国から来日した、日系留学生クリスチィーナの奮闘振りを描くもの。制作費は四億円。浅香光代(74)も出演する。「ハルとナツ」もあるし、実は来年あたり日系人ドラマブームになったりして?!