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東西南北

ニッケイ新聞 2008年7月1日付け

 世界的にも飲酒運転の取締まりは厳しくなっているというが、ブラジルの新飲酒運転禁止令発効から約十日。飲んだ後はタクシーを頼んだり、運転手付きで車を借りたりする人が増えているという。それでも、二十九日には、ブラジリアに近い国道で飲酒運転のトラックが高速道路を逆行し、乗用車の家族四人が死亡する事故。また、サンパウロ州ソロカバ市のガソリンスタンドに飛び込み、三人をはね、一人を死亡させた事故で捕まった犯人は、保釈金を積んで帰宅し、物議をかもしている。なお、週末に行われた取締りで新法の効果を計るという件については、最終集計発表待ち。
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 サンパウロ州ピラシカバで二十五日、授乳後に寝付いた生後二十二日の新生児が、戻した乳を詰まらせて窒息。慌てた母親に助けを求められた祖母が、防署職員の指示で救命処置を行い、息を吹き返したところで救急隊が到着した。一方、新生児の大量死が起きたパラー州の州立病院では、その後も新生児の死亡が続き、一週間で二十人が死亡。原因解明が進められているが、院長は罷免された。
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 昨日から始まったサンパウロ市のトラック乗り入れ制限では、トラック運転手は一日で免許停止となる可能性もあるとの専門家の予告。初日には朝の二時間だけで十六人に罰金との報もある。一方、トラック運転手約百人が抗議行動を行ったマルジナル・ピニェイロスでは、トラックの市街地侵入を阻むため、警察によるピケも張られたという。
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 二十八日夜、サンパウロ州カンピーナスの遊園地で、遊具の窓から頭を出した少年が建造物で頭部を強打し、死亡した。保護用プラスチックが外れていたというがいつ、どのようにして外れたか調査中。