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ニッケイ新聞 2012年8月18日付け

 文協が主催する『第3回全伯俳句大会』の兼題部門の結果発表と、席題部門の大会が明日19日にある。「申し込みの締め切りの6月30日は1カ月半も前のことなので、存在自体をすっかり忘れている人もいるのでは」と心配顔の浜照夫実行委員長。「大会は、兼題部門を見ても新人の入賞が多く、全体のレベルも上がっている」とか。関係者の方は、お忘れなく参加を。
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 組踊と沖縄芝居公演のため来伯した阿嘉修、嘉数道彦さんは、「ブラジルには沖縄の方言が強く残っていると聞いていた。ようやく夢が叶った」と嬉しそう。組踊も沖縄芝居も、沖縄においてすら字幕なしでは理解されないとか。日本語どころかウチナーグチまで通じる当地の沖縄コミュニティに、「ブラジルに来たと思えない」と驚く二人。
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 先週あるブラジル人有名スポーツ解説者はラジオで、サッカー代表がメキシコに敗れて銀に終わったことを評して、「今じゃ〃サッカー王国〃の名を返上して、柔道王国だと名乗らなくては」と皮肉を言っていた。石井千秋さんは「ブラジルに来て初めてビーチサッカーを見たとき、その足技、身体能力は絶対柔道に生かせる。ブラジル人は柔道に向いていると思いましたね」と話す。石井さんが移住したのは東京五輪の年(64年)、この予感は48年後に的中したようだ。