ニッケイ新聞 2013年3月23日
今日行われる文協の評議員選挙は、来月の理事会選挙を占う重要なもの。融合派の山村敏明氏は昨日の電話で「これでおしまい」と幕引き宣言していたが、正直肩透かしをくらった思いだ。
本紙ポ語版記者の話では、体制派が「評議員立候補者推薦リスト」を配布したというやり方は、反対派のみならず体制派の中でもひんしゅくを買っているという。
「78人のうちの50人を勝手に選んで、体制派でも反対派でもないのにそこから除外された人は気を悪くしている。新たな敵を生んだだけじゃないか」と彼はみる。体制派は一体どういうつもりだったのだろうか。
ただ名前が羅列されただけのそのリストに準じて投票する人がどれくらいいるのか。会員をも甘く見たようなやり方ではないか。そういう体制派に異議を唱える人がいなくなれば、あまりに不健全な気がする。(詩)