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東西南北

ニッケイ新聞 2013年9月18日

 米国からの新しい駐伯大使となったリリアーナ・アヤルデさん(57)が16日にブラジリアに到着し、記者会見を行った。リリアーナさんは「両国にとって今が関係を深めるのに重要な時期。広く深い関係を築けるものと確信している」と述べたが、米国による伯国へのスパイ疑惑への発言は行わなかった。だが、そんなリリアーナさんの希望とは裏腹に、ジウマ大統領は18日、10月23日に予定されていたワシントン訪問のキャンセルを正式に表明した。同大使にとってはいきなりの苦難のスタートになりつつある。
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 15日、聖州カジャチのレジス・ビッテンコート高速道で道路警察の制服に似た身なりをした6人組の強盗が長距離バス2台を襲った。強盗は乗客約70人を半裸にして車体下部にある荷物保管用の空間に閉じ込め、その間に乗客の所持品を盗んでいった。その後、その動きを不審に思った警察がバスに近づいたが、強盗たちは警察と銃撃戦後、走って逃げ去った。負傷者は出なかった。襲われた長距離バスは1台はサンタカタリーナ州、もう1台は南大河州からそれぞれ聖州に向かっていた。
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 大盛況で賑わっている最中のロック・イン・リオだが、その一方で公式サイトを真似たニセのサイトで無効のチケットを購入したためにショーを見られなかった人が約200人いることも判明している。被害者は購入後もチケットがなかなか届かないことで事態に気づいた。サンタカタリーナ州からわざわざ見に行こうとしたある男性は総額2千レアル以上を損したという。

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