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東西南北

ニッケイ新聞 2014年4月2日

 メンサロン裁判で有罪となった受刑者の中には、実刑が8年を下回ったことで昼間外出(セミ・アベルト)が認められ、その間に勤務している人もいるが、共和党(PR)元党首のヴァルデマール・コスタ・ネット氏をはじめ、何人かの受刑者に規定違反が見られているという。規則では「職場から100メートルの範囲内」と決められているのに、19キロ離れたところに食事に行ったり、職務とは関係ない教会に行ったりしている受刑者がいる。コスタ氏に関しては、元党首ということもあり、PRのリーダー格が職場に頻繁に現れ、政党の指南をしているという。監視強化の必要ありか。

市警の殺人課(DHPP)は、サンパウロ市中央部セー広場とコンソラソンで発見されたバラバラ殺人事件被害者の顔面の復元作業が終了したと発表した。復元作業は、3月27日に発見された頭部の写真をもとに行われた。セー広場の防犯カメラに映っていたプラスチックの袋を持って歩いていた不審な男性についても、男性を殺害した疑いがあるとして身元の割り出しを行なうとしている。謎の真相を解く第一歩だ。

水位が下がりつづけるばかりのカンタレイラ水系だが、3月の雨量は193・3ミリを記録し、3月の平均降水量を上回った。平均降水量以上の雨が降ったのは2013年7月以来8カ月ぶりのことで、降水量の多さでは249ミリを記録した13年2月以来、1年1カ月ぶりの記録だ。これだけの雨が降っても水位は下がるのだから、年末年始の少雨が恨まれる。一体どれだけの雨が降れば解消するのか。

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