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2016年9月21日の記事一覧

州立図書館に日本語本棚を!=五十嵐さんが協力呼びかけ

ヴィラ・ロボス図書館の様子(同図書館ホームページより)

 サンパウロ市ヴィラ・ロボス公園内にある州立図書館に日本語書籍の本棚を設置するため、日本語教師の五十嵐松酒早苗クリスチーナさんが、2000年以降に刊行された日本語の書籍100冊を集めている。  CPTM線ヴィラ・ロボス駅に隣接する同公園は、73万平方メートルもの広大な敷地内にスポーツ施設や円形劇場、図書館などが設置され、週末には ...

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フジモリ元大統領入院=舌の痛みなど訴え

 【リオデジャネイロ共同】在任中の人権侵害事件で禁錮25年の刑に服しているペルーのフジモリ元大統領(78)は18日、腫瘍の手術を受けたことがある舌の痛みなどを訴えて首都リマの病院に入院、検査を受けた。矯正当局者が明らかにした。  ほかに血圧の低下やめまいなどの症状も出ているという。  元大統領は普段、リマ郊外の警察施設に収容され ...

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大耳小耳

 ブラジル野球代表が明日から、世界一を決める第4回WBCの予選に臨む。英国ら4カ国と本選出場の1枠を争うもので、初戦は22日昼のパキスタン戦。チームは現在、開催地の米ニューヨークで合宿しており、来年3月の本大会に向け関係者は「なんとしても突破しないと」と鼻息荒い。      ◎  なお今回のセレソンには外国勢として、楽天のルシア ...

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業というべき親子の葛藤描く=「道のない道」序にかえて=文章サークル「たちばなの会」代表=広川 和子

広川和子さん

 自伝小説「道のない道」は、パラグアイからブラジルへという開拓の艱難辛苦を綴った移民史とみることも出来ますが、実はそれだけではありません。  一家の主人である父親は専制的な暴君で、著者が十九歳のとき移民の働き手となる男を夫に押し付けたのを始め、気に入らなくなれば別れさせ、さらに二度目、三度目の結婚を強要します。家族を虐待し、特に ...

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サンパウロ市議選=小林ヴィットル氏が出馬表明=「コロニアに最善を尽くす」

出馬に意気込みを見せる小林候補者

 10月に行われる統一選挙に向けて、日系候補者が乱立する中、PSD(社会民主党)からサンパウロ市議選へ立候補を表明している、小林ヴィットル候補(41、三世)=候補者番号55100=が9日に来社し意気込みを語った。  ヴィットル氏は故小林パウロ連邦下議の息子で、11年には補欠市議から繰り上がりで就任した。05年に設立した非営利団体 ...

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自伝『道のない道』開始=「衝撃的で赤裸々な思い出」

村上尚子さん

 「私は高校2年で中退。ブラジルへ来ても仕事ばかりで、生涯に20数冊しか本を読んでいません。本当に私でも文章を書けるだろうかと思いましたが、なぜか惹かれて、たちばな会に。最初はひどい文章でしたが、皆さんに優しく教えてもらい、なんとかここまできました」。村上尚子さん(しょうこ、78、福岡県)は今年初めに入会、8月末にはもう自伝小説 ...

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赤間学院で記念週間=芸術家との内装アートも

本紙編集部で手掛けた作品を背景に赤峰総務部長(左)と武田さん

 財団法人「赤間学院」(石塚克興理事長)は、創立者の故赤間みちへさんの生誕を祝い、サンパウロ市ヴィラ・クレシメンチーノ区の同学院ピオネイロ校(Av. Dr. Altino Arantes, 1098)で、18~23日まで、記念週間を開催している。  生徒らは、準備をしてきた歌や演奏などを披露するほか、被爆経験者の話を聴講するなど ...

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道のない道=村上尚子=(1)

パラグアイへ  気の遠くなるような広大な地に、私は立っている。  ここはパラグアイにあるペドロ・ホワン・カバレイロという地区である。ブラジルとの国境のある町、ポンタポラン市から、更に十五キロメートル奥にある、コーヒー園である。  私たち家族は、四十代の父母、十九歳の私、夫の茂夫二十一歳、弟保明十七歳、そしてあと、妹町枝十歳、弟、 ...

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素直にリオ五輪の合格点を喜びたい心境

 18日に無事パラリンピック閉会式が終わり、一大イベントが幕を下ろした。五輪準備期間から今まで、伯字紙の紙面などには多くの関連ニュースが掲載された。終わった後は「大会前の心配は杞憂に終わった。おおむね良い」という感想が多かった。「欧米メディアも結局は合格点をつけた」と当地では報じられている。  ただし当地にいるからこそ、良い評価 ...

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