サンパウロ市地下鉄の建設遅れの中で最も目に付くのは、南部を走るモノレール17号線だ。それは、この線が通るはずの場所に、レールを支えるための支柱がたくさん建てられているからだが、28日の午前中にグローボ局が流したニュース・レポートによると、最近、この柱の袂で麻薬の売人と常習者が取引を行う姿が目立ってきているという。サンパウロ市では昔から、高架橋の下が麻薬取引や麻薬常習の場所になりやすいと指摘されていたが、未完成で柱だけが野放しになっている状況だと、取締りも徹底しづらいか。このモノレール線の完成は2019年の上半期の予定だが、果たして。
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サンパウロ市警備隊(GCM)は25日と26日、市内で行われたファンキのパーティ、ロレジーニョで、実に594リットル相当のアルコールを押収した。25日に東部イタケラのカルモ公園で350リットル、26日に南部イビラプエラ公園で244リットルだったという。また、13歳の少女と17歳の少年を、薬物を販売した容疑で補導した。イビラプエラでは12日にも同様のロレジーニョがあり、750リットルのアルコールを押収していた。参加者は主に未成年だけに、対策が必要となりそうだ。
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今日29日は、サッカー・サンパウロ州選手権1部の予選最終戦8試合が行われ、16チームが一斉に戦う。ただ7チームが既に8強進出を決めており、1枠をボタフォゴSPとイトゥアーノが争うのみ。決勝トーナメントは今週末から始まる。また今年から決勝トーナメントは全てホームアンドアウェイとなる。