ブラジル沖縄県人会の協和婦人会(具志堅シゲコ会長)が25日午後1時から、「第1回婦人親睦デー」を記念した『沖縄婦人合同芸能祭』をサンパウロ市リベルダーデ区の同県人会館(Rua Dr. Tomas de Lima, 72)で開催する。
婦人会活動を盛り上げるため、具志堅会長が「婦人親睦デー」を発案し、県人会で6月25日に決まった。各支部の婦人会に集まってもらい、お互いの親睦を深めることによって、活動を盛り上げるイベントだ。サンパウロ州各地の婦人会12支部が集まり、民謡や伝統芸能を披露する。
第一回目となる今年は芸能祭が企画され、同会長が約40年師範を務める琉球舞踊教室「ブラジル玉城流てぃーだの会」「ブラジル琉球舞踊玉城流扇寿会」(斉藤悟主宰)が発表するほか、各地の婦人会支部からも個展民謡、ムジカ・セルタネージャ、演歌、健康体操などの幅広い分野の芸能が披露される。
同芸能祭の実行委員長でもある具志堅会長や佐辺早苗会計は、「自転車の前輪が県人会なら後輪は婦人会。婦人会なくして県人会は成り立たない」と断言する。
島袋栄喜県人会会長と比嘉幸男会計は、それにうなずきながら「婦人パワーで県人会をさらに元気にしてほしい! 今回は、普段の芸能祭とは少し違い、沖縄・日本・ブラジルの芸能が楽しめます。ぜひお越しください」と来場を呼びかけた。
サーターアンダギーや饅頭など様々な料理のほか、協和婦人会が3日前から仕込む沖縄そばも販売される。入場無料だが、15レの協力券も販売されている。問い合わせは同県人会(11・3106・8823)まで。
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沖縄県人会の「婦人親睦デー」は、具志堅会長が雑談の中で提案したことが取り上げられ、今年から年中行事に取り入れられたそう。島袋県人会会長は「第1回目にして250人の婦人が集う。県人会の縁の下の力持ちである婦人会に頭が上がらない。婦人部が盛り上がれば、もっと県人会も元気になる」と笑顔を見せた。来社中に「婦人パワーを見せる」と何度も意気込みを語った具志堅さん。普段は縁の下の婦人だが、当日はスポットライトが当たる舞台の主人公に。「婦人の日」なのだから、この日ぐらいは男性陣が台所を仕切って女性陣にサービスする?!