ホーム | 2017 (ページ 22)

2017の記事一覧

東西南北

 ダッタフォーリャが11月末に行った「国民の連邦議会への信頼度」をはかるためのアンケートによると、議会に対する不信感は過去最悪レベルになっているという。それによると、国民の60%が議会を「悪い」と考えており、31%が「普通」、「良い」と支持した人はわずか5%に過ぎなかった。この不信感の高さは、コーロル大統領罷免から1年以内の93 ...

続きを読む »

幸せな老後を過ごすために=文協『さくらえん』を作ろう=サンパウロ市在住 橘かおる

国士舘センターの立派な体育館(文協サイトより)

 余りこれといった事もしていないのにもう年の暮れ、街行く人たちの姿にも何がなし慌しさが感じられます。  年が過ぎるというと思い浮かぶのは、戦後のブラジルに生きて来た私達の人生、「こちらもそろそろ一区切りなのかな」と言う事です。  若い頃、1950年代に実社会で働き始めた私達は周囲のことはあまり分からなかったが『何とかこの地に自分 ...

続きを読む »

日本移民110周年=あと1カ月、新年祝賀会で開幕!=特別に7団体で豪華開会式=初釜、初生けで門出祝う

裏千家の中南米布教60周年記念(2014年)で特別に設けられたお茶席「アマゾン席」の様子(参考写真)

 ブラジル日本移民110周年記念事業が、いよいよ1カ月後に開幕する――。ブラジル移民110周年実行委員会(菊地義治会長)は、『新年祝賀会』を18年1月7日午前10時から、チヴォリ・サンパウロ・モファレジ・ホテル(Alameda Santos, 1437 – Cerqueira Cesar)で開催すると発表した。主要日系五団体と茶 ...

続きを読む »

集大成写真集の完成迫る=写真家・高野ミケランジェロさん

来社した高野さん

 世界を股にかけて活躍するファッションカメラマン、高野ミケランジェロ・ノブオさんが撮影のために来伯し、先月30日、編集部を訪れ近況を語った。バイーア州で20日間の撮影を終えたばかり。集大成となる写真集の撮影がいよいよ終盤を迎えているという。  バイーア州サルバドールでの撮影を終えた高野さんの肌は真っ黒に。「日焼け止めを塗るとカメ ...

続きを読む »

ご長寿会員、200人で祝福=沖縄スザノ支部、第62回敬老会

80歳以上の会員に紅白の花勲章と記念品が贈られた

 ブラジル沖縄県人会スザノ支部(比嘉門ヒデキ支部長)は3日、第62回敬老会を同支部会館にて開催した。80歳以上の長寿会員48人を表彰し、婦人部手作りの料理と琉球舞踊でお祝い。参加者200人でおじぃとおばぁの益々の健勝を祈った。  敬老会は1955年のスザノ支部創立以来続く伝統行事。表彰を受けた元支部長の松堂忠顕さん(83、嘉手納 ...

続きを読む »

■今週末の催し

 9日(土曜日)  名画友の会映画鑑賞会、昼12時半、熟連(Rua Dr. Siqueira Campos, 134)      ◎  白餅販売、午後2時、岩手県人会(Rua Thomaz Gonzaga, 95, Liberdade)      ◎  が~まるちょば公演、午後5時半、サンパウロ・エキスポセンター(Rodovia ...

続きを読む »

■ひとマチ点描■復活の金曜懇親会=〆の一杯「ピラルクうどん」

ピラルクうどん

 毎週金曜夜に宮城県人会屋上で開催されてきた純コロニア風ビアガーデン『金曜懇親会』が1日、復活した。約半年振りの復活を祝うため、酒と料理と団欒を愛する常連らが駆け付け、祝杯をあげた。宴もたけなわ、冷え込んできた会場で〆の一杯に供されたのは、新名物の「ピラルクうどん」。ピラルクと椎茸の出汁、人参と大根の甘みが、一週間の疲れと飲みす ...

続きを読む »

大耳小耳

 俳誌『朝蔭』457号が11月に刊行された。《古海苔を浸して佃煮作るかな》(壇正子)。そういえば、台所の引出しの奥に一昨年もらった海苔が…。《諍いしことも懐かし墓洗う》(湯田南山子)、《愛されて今も惜まる墓洗ふ》(菊地信子)も考えさせられる作品。やはり、墓を見れば生前の人徳が偲ばれるようだ。茶畑での仕事を終えて帰宅した母からほの ...

続きを読む »

待降節と贈り物

サンパウロ市イビラプエラ公園に設けられたクリスマスツリーとその前に集まる人々(Heloisa Ballarini/Secom PMSP)

 3日からキリストの降誕を待ち望む待降節(アドベント)に入り、サンパウロ市の地下鉄などでは、4日からクリスマスキャロルのコーラスも始まった。毎年この時期は街角も色づき、ツリーの大きさや飾りの華やかさなどでその家やその時々の経済状況を推測したり、贈り物を準備したりする▼ローマ帝国の支配下で苦しむユダヤ人が待ち焦がれていた救い主キリ ...

続きを読む »

《ブラジル》日系出版界の縁の下の力持ちが初めて自分の本

田中慎二さんの画文集『アンデスの風』

 「画文集を出すなんて、初めてで最後だな」と謙遜しながら、恥ずかしそうにほほ笑むのは田中慎二さん(82、福岡県)。この『アンデスの風』(146頁)は、1950年代のスケッチから新聞の風刺画、本の表紙やイラスト、最近のアクリル画まで200点以上が網羅された「作品で見る自伝」だ。  のっけから霧の中のパラナ松という、実にブラジルらし ...

続きを読む »