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 ブラジル日系熟連クラブ連合会の機関紙『ブラジル老荘の友』553号の俳壇(吉田しのぶ選)には、興味深い句が並んでいた。《ブラジルに慣れしも正月雪恋し》(寺田雪恵)には、その通りと膝を打った。《三つ日坊主と知りつつ求む日記帳》(岩崎ゆりか)にも共感。年末年始に何度も誓って書き始めたが、結局は三日坊主に終わる日記帳…。《初笑い入れ歯飛び出し泣き笑い》(坂田武則)は、読んだ者をさらに笑わせる。すごいパンチが利いた句だ。《一人居や普段通りの三が日》(田尻瑞穂)にもしみじみさせられる。
     ◎
 世界的な新型肺炎拡散の影響で、印刷版が一時中止というのは、ブラジル邦字紙史上初めてのことではないか。24日から編集部では記者ら数人は出社するが、それ以外は全員、フェリアスか在宅勤務になる。だからラーメンや古本の販売も中断する。だが、電話対応は普通にする予定。インタ―ネットを通しての呼びかけは通常通りできるので、電話やメールなどで連絡をもらえば、通常通り記事にする。とはいえ、イベントも中止、中止なので、「外出禁止令」をくぐり抜けてまで来社する人はさすがにいないか。印刷版の一時中止には申し訳ないの一言だが、ご理解をお願いしたいところ。ぜひお手持ちのスマホ、お子さんのスマホで読むことを試してほしい。

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