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ニッケイ新聞 2007年12月12日付け

 かつては結核の療養所のあるのどかな町だったサンジョゼ。ビル、工場の林立する現在の風景からはとても想像しにくい。同市には現在、サンジョゼ文協のほか、パライゾ、オリオン・クラブ、ニッケイ・クラブ、BBCクラブなどの日系団体があり、サンジョゼ文協だけで約一千の会員がいる。企業、大学関係で転入してきた人が多いが、他所同様、こちらでも若い世代の文協離れがあるとか。それでも、「子供が日本語学校に通う年になると入会するんですよ」と文協関係者。
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 浜松市で十日、同県の磐田信用金庫と提携を結ぶ伯連邦貯蓄銀行のカルロス・アントニオ・ディ・ブリット副頭取が鈴木康友市長を訪問した。同市は国内二番目の在日ブラジル人集住都市。静岡新聞の報道によれば、両氏の話し合いでは在日ブラジル人子弟の不就学問題も話題に上った。浜松市は独自の百周年委員会を設置、記念事業としてリオでの大凧揚げを企画中。この日は同副頭取が市長に参加を要請する場面もあったという。

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