2017年8月29日の記事一覧

ガンソがセヴィージャで得点=かつてのネイマールの頑固な相棒

 現在、ネイマール(PSG)が世界屈指のスター・プレイヤーとして大活躍中なのは世界中のサッカー・ファンが知っていることだが、かつて彼と名コンビと称され、共に期待されたのに、彼の名声の影に埋もれがちになっていた男が、27日のスペイン・リーグの一戦で活躍した。  パウロ・エンリケ・ガンソは、2009年から11年にかけて、当時、サント ...

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インドネシアの紙パルプ大手企業=ブラジルのエルドラド・セルロース買収間近

 インドネシアの企業グループ、シナール・マスグループ(SMG)傘下の紙パルプ世界大手、アジア・パルプ・アンド・ペーパー(APP)社が、ブラジル企業のエルドラド・セルロース社の買収交渉締結間近だと、28日付エスタード(E)紙が報じた。  エルドラド・セルロース社は、複数の企業を支配するJ&Fインヴェスチメントス社(J&F)の傘下企 ...

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《ブラジル》メンデス最高裁判事=波紋呼ぶ人身保護令問題=血縁関係あるバラッタ氏釈放=「刑執行は3審後」と翻意=モロ判事も懸念を表明

メンデス判事(José Cruz/Agência Brasil)

 ブラジル連邦最高裁のジウマール・メンデス判事が18日に行った、ジャコブ・バラッタ・フィーリョ容疑者への人身保護令適用や、22日に第2審で有罪になった被告を釈放したことが、現在、強い波紋を投げかけ、国民から強い不信感を持たれている。27、28日付現地紙などが報じている。  事の発端は、今月17~19日に、ラヴァ・ジャット作戦(L ...

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リオ州=今年に入っての軍警の死者が100人に=犯罪頻発地域で非番軍警射殺される=「悲劇いつまで?」悲痛な声

リオ州軍警の死者数は驚くべきペースで増え続けている(参考画像・Tomaz Silva/Agência Brasil)

 リオ大都市圏サンジョアン・デ・メリチ市で26日の朝、ファビオ・カヴァウカンテ・エ・サー二等軍曹(39)が父親の営む石膏店の前で頭部を銃撃されて死亡したと27、28日付現地紙が報じた。  サー氏は非番で、父親を尋ねてきた際、武装した集団に襲われた。集団は機関銃を含む火器で30発以上を発射。サー氏が10発以上を浴びて倒れると、賊た ...

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《ブラジル》アマゾナス州知事補選=元職メンデス氏4度目当選=任期は来年の12月末まで

 【既報関連】アマゾナス州で27日、買票疑惑で失職したジョゼ・メロ前知事(社会秩序共和党・Pros)と同副知事の後任を決める、知事補欠選挙の決選投票が行われた。  補欠選は、共に元職のアマゾニーノ・メンデス氏(77歳、民主労働党・PDT)と、エドゥアルド・ブラガ氏(56歳、民主運動党・PMDB)氏によって争われ、有効投票の59・ ...

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サンパウロ州軍警=エリート部隊隊長が、「所変われば対応変わる」と発言=アウキミン知事が異例の火消し会見

 ジェラウド・アウキミンサンパウロ州知事(民主社会党・PSDB)は25日、場所がどこであろうと、同じ方法で、同じ言葉遣いでサンパウロ州の軍警は取調べを行うと述べたと26日付現地紙が報じた。  これは、前日の24日に、サンパウロ州軍警のエリート部隊である巡回機動隊(Rota)隊長のリカルド・アラウージョ氏が、「場所が変われば人の気 ...

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《ブラジル》セクハラ訴訟が減少気味=経済危機で失業が増える中

 経済危機の最中、失業への恐れなどから、女性たちによるセクシャル・ハラスメントに関する告発が減少気味だと、28日付現地紙が報じている。  セクハラに対する訴訟は、マリア・ダ・ペーニャ法の定着や、フェミニズムの運動の盛り上がりなどもあり、2012年以降、飛躍的に増えていた。検察が行ったセクハラに関する告発数も、2012年は146件 ...

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東西南北

 27日付エスタード紙が、イプソスという調査団体による世論調査の結果を掲載した。そこには政治家や最高裁判事、ラヴァ・ジャット作戦のデウタン・ダラグノル捜査官や大統領選出馬を希望しているタレントのルシアノ・フッキに至るまでの支持率・不支持率が掲載されていた。参考にはなるが、どの人をとっても不支持率が高く、支持率が唯一、過半数を超え ...

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《ブラジル》苦闘の移民史描く歌舞劇に涙=小禄田原字人移住100周年=総勢1200人で盛大に=二百周年に向け絆強め

乾杯に沸いた記念式典

 先駆者への感謝を胸に心繋ぐ百周年にー。ブラジル小禄田原字人会(与儀昭雄会長)は、『移民百周年記念式典』を27日、サンパウロ市内の客家会館で盛大に開催し、沖縄やハワイからの慶祝団50余人を含めて、およそ1200人のウルクンチュが一堂に会した。一年がかりで準備された式典では、一世紀の移民史を描く歌舞劇が披露され、次なる二百周年に向 ...

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9年目迎えた『カエル・プロジェクト』=帰伯デカセギ子弟を支えて=(下)=「支援の輪を広げたい」

定期開催のワークショップの様子(同プロジェクトのフェイスブックより)

 『カエル・プロジェクト』代表の中川郷子さん(60、東京都)は「日本から戻ってきた子弟の中には、家庭問題を抱える子もいる」という。  ある小学6年生の男の子は2週間ほど通学しない日が続いていた。スタッフが家庭訪問すると、酒浸りの父親、うつ病を患う母親がいて、男の子は部屋に引きこもっていた。家計は男の子の姉が仕事をして支えていたが ...

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