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コラム オーリャ!

 「どうしてマリア・クラーラ(グローボ局ノヴェーラの主人公)の親友がジャポネーザじゃいけないの?」。十四日付フォーリア紙には、テレビ媒体から無視状況にある日系俳優の恨み言が記されている。
 エダ・ナガヤマさん(三三、三世)はUSP演劇科を卒業した才媛だが、その他多くの日系俳優とともにNHKドラマ「ハルとナツ」のオーディションを受けにきた。わずか十三人の狭き門だ。でも、チャンスすらないブラジルのTV局よりは、ましのよう。
 そんな一人、リナ・アギフさん(二世)は映画の〃インディオ〃役のオーディションまで受けたが受からなかった。「結局、私たちは演劇しか活動の場がないのよ」と嘆く。すでにノヴェーラで実績のあるダニエラ・スズキでさえも、そうそう役はつかない。芸能界での日系の存在感は、残念ながら、まだまだ稀薄と言わざるをえない。 (深)

03/12/17