2007年6月7日付け
数年前に、日本の有名な会社経営者が来伯講演する話があったが、直前にキャンセルされた。その時、伯側で受け入れ準備していた関係者から、こんな話を聞いた。「偉い経営者なんだから、どうしても時間がとれなかったと嘘でもいいから言ってくれれば我々も納得できる。それが『治安が悪いから』とキャンセルされた日にはどう納得したらいいのか。せっかくの招待だが、お前の奥さんは料理が下手くそだから行けない、と言われたような気分だ」と義憤をあらわにした。誰も「リオが安全だ」だと言っている訳ではない。内輪で話している分には誰も文句を言わないが、新聞にでるのはいかがなものか。
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サントスにあるコーヒー博物館は今回、展示物をコーヒーとブラジルへの日本移民に一新。館内では伯、西、英の三カ国語で展示物を説明できる人員が配置されているが、現時点では日本語の解説はパンフレットのみ。百周年を控え、今後、日本からの来伯者も訪れると予想される。そんな時、日本語で解説できる人がいれば、なお良いのだが。