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大耳小耳

2007年8月3日付け

 先日、リベルダーデ区のガルボン・ブエノ街を歩いていると、人だかりが。事故か何かと思ったが、テレビドラマの撮影をしていた。どんな場面かと思えば、強盗に鞄を奪われるシーンの撮影だった。何故、リベルダーデである必要があったのか分からないが、駐在員や日本政府機関関係者には、危険地域と認識されているらしいし、実際トロンバジーニョも多い。痛し痒しというところか。
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 教師海外研修で岐阜県から来た教師、片桐一さんによれば、大垣市では〇〇年に市民の二十八人に一人が外国人だったのが、〇五年には二十三人に一人に増えた。それに従い、ゴミの分別や夜中の騒音などで近隣住民と軋轢をおこす外国人が目立つようになってきたようだ。「そういう地域では、国際理解は生活の一部」との認識が広まってきたとか。今回来伯した中部東海地域の教師のみさんには、普通の外国人とは少々異なる、日系人の歴史をじっくり分かってほしいものだ。
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 先月十七日に開催され、サンパウロの女声合唱団「パイネイラ」「文協」「ピッコロ」と、ペルーから来伯した「ペルー日系コーラス婦人会」の八年ぶりの再会の場となった「冬のコーラス」。この日は海外日系人大会参加のためハワイから来伯した人も訪れていたのだが、〃ぜひ次はハワイの合唱団と交流させたい〃と、夕食会の席で双方の責任者と話し合い。来年はハワイで開催する方向で話がまとまりつつあるという。