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東西南北

ニッケイ新聞 2010年3月26日付け

 4月4日の復活祭(パスコア、イースター)を前に、大賑わいのサンパウロ市25・デ・マルソ街。チョコ製卵を作るための型やチョコ、包装紙などが飛ぶように売れている。一方、それに負けじと売上を伸ばし始めたのは、6月に始まるサッカーW杯用の応援グッズやフェスタ・ジュニーナ関連商品。新聞の求人広告や商品広告を見ると、その国の経済状態や今後伸びる分野が分かると言った人がいた事を思い出す。
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 25日午後サンパウロ市を襲った雷雨で、弊社周辺も2時半頃から2時間余り停電。倒木で電線が切れたらしく、コンピューターなどに頼る業務停止で、回復後は大童。交通技術公社(CET)によると、17時前の渋滞は西部中心に155キロ。2時前に警告が発せられたサンパウロ市東部や南東部に始まり、2時半には全域を警戒対象とさせた雨は、オザスコ、タボアン、エンブにも。サンパウロ市内は、ラッパ、セントロ、ピニェイロスなど39カ所で洪水も発生とG1サイト。
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 イザベラちゃん殺害事件の公判継続中で、証人達は、22日以降外部との交信も断ち切られ、一種の幽閉状態に置かれている。公判初日に証言にたったイザベラちゃんの母親は、他の証人達とも切り離され一人きり。食事ものどを通らず、25日には気分が悪くなり医師の診断も受けた。他の証人達からも、刑務所にいれば日光浴の時間などもあるのにとの苦情も出ているが、被告人と直接対面しての証言も必要となりそうな雰囲気に、母親の体と精神が耐えられるかとの心配の声も。
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 ジョビン国防相が25日、ルーラ大統領への戦闘機購入に関しての報告書提出は4月と発言。スイス国王夫妻もロビー活動のため来伯した後だが、最終決断はいかに?

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