ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

ニッケイ新聞 2011年1月11日付け

 原因がまだ判明していないが、サンパウロ州海岸部のグアルジャーとプライア・グランデで下痢患者が急増している。09年1月の患者は1774人で1日平均29人だったグアルジャーで1〜5日に公立病院に運ばれた患者は700人、1日に110〜140人という数字は普段の3倍超。私立サント・アマーロ病院では1日400人、メディアカウ・ケアでも1日180人を診察したという。プライア・グランデはクリスマスから7日までに320人の患者。前年の1600人より少ないが、日頃は10日間で50〜60人だから相当多い。
     ◎
 就任以来、休む間もなく会議などを続けていたジウマ大統領は、昼食は誰かと一緒にとりたがると伯字紙。ルーラ前大統領は大統領官邸に戻って昼食をとっていたが、一人身の新大統領は執務室でお弁当。バカリャウ料理を食べている最中呼び出された法務大臣は「マルミッタにしてもらって」との大統領令(?)に抗しきれず、慌てて参上の逸話も。政策決定なども期日に遅れがちだった前大統領に比べ、新大統領は期日や目標にうるさいミナス人気質で「昨日までに決めておく」タイプとの表現も…。
     ◎
 ブラジルはエイズ感染後の患者が潜伏期間中に献血した血が輸血されてエイズに罹患するリスクが高く、その可能性は米国の20倍。献血10万件に1件は感染血だという。

image_print