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東西南北

ニッケイ新聞 2013年3月22日

 ジウマ大統領は20日、バチカン市国でフランシスコ法王と会談し、法王から、7月23〜28日にリオで行われる世界青年大会に参加した後、サンパウロ州のアパレシーダを訪れるとの約束を得た。法王は1月に南大河州サンタマリアで起き、241人が犠牲になったナイトクラブ火災に触れて哀悼の意を示したほか、貧困問題などについても話し合ったという。
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 交通技術公社(CET)によると、2012年のサンパウロ市の交通事故死者は、チエテとピニェイロスの両マルジナルを除くと、南部ジャルジン・サンルイのMボイ・ミリンが最多だった。同通りでの死者は20人で、そのうちの9人が歩行者だった。同通りは全行程で標識や信号の不具合、横断歩道が消えかけているといった問題があり、信号を無視して横断する歩行者も頻繁に見られる。マルジナル・チエテの死者は49人、同ピニェイロスも24人の死者を記録している。
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 18日のサンパウロ・ファッション・ウィークで、デザイナーのロナウド・フラガのファッション・ショーにブラジルの黒人人権団体が抗議した。白人の女性モデルが黒人少年の髪型を模したボンブリウ(鉄製たわし)で作ったかつらを装着して歩いた姿に反応したものだが、フラガ氏は「ブラジルで発祥の頃の草サッカーのイメージを表現したかった」と答えている。

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