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ニッケイ新聞 2013年5月8日

 2日にブラジリアであった茂木経産相とピメンテル開発商工大臣の会談は、在外公館からの正式なプレスリリースと呼べるものがなく、当地の開発商工省のHPからの情報を引用した。せめて写真の提供をと大使館に申し入れたら、経産省の担当者しか撮らなかったとのこと。1日の「中小企業海外展開プラットフォーム事業」立ち上げ式でも、予定されていた大臣の記者会見は中止になった。同士の重要な会談だったにもかかわらず…なぜ?
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 熊本県在住のフリーアナウンサー風戸直子さんらの企画による「ブラジル・サンバフェスタイン水俣」が12日、同県水俣市で開かれる。きっかけは、JICAプロジェクトで6人のブラジル人が同県のバラ園に研修に来たこと。彼らへの歓迎の意も込め「熊本とブラジルの繋がりを深めたい」と考えた有志がイベントを企画したとか。当地の食やサンバだけでなく、熊本在住のブラジル人、熊本出身の移住者子弟の紹介も計画。風戸さんらは「今後も交流を続けられる仲間づくりを目指したい」と意気込んでいる。
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 佛心寺創立50周年を記念して09年に建てられた新会館「大鑑閣」建設は、婦人部の慈善バザーの収益も大いに役に立っているとか。地下は駐車場、地階はバザーができる多目的サロン、2階は本格的な座禅堂や納骨堂、3階は宿泊所など。納骨堂の壁にはロッカーのように小棚がずらりと並んでおり、関係者によれば20最賃で納骨でき、最下段には割引もあるとか。ときどき下階のサロンからヤキソバの匂いが漂う所を人生最後の地にするのも、日系人らしくていいかも。